Gamescom 2022レポート 世界的なパブリッシャとどう接点を作るか?
Gamescom 2022レポート 世界的なパブリッシャとどう接点を作るか?
2022年8月24日よりドイツのケルンで開催されたGamescomに参加してまいりました。言わずと知れた、世界最大のゲームの展示会です。
ゲーム開発会社から世界のパブリッシャとつながりたいといった問い合わせを受けてきました。実際、パブリッシャとはつながりがあります。
ただ、はっきり言って、現在、日本で日本向けに開発をされていて、日本から連絡をとって、世界的なパブリッシャに受け入れてもらうのは、ほぼ不可能、かなりの狭き門と考えて下さい。
ただ、Gamesconに参加する場、何らかの接点が生まれる可能性があります。
一番のおすすめは、先ずは、ゲームズコンに出展することです。小さいコマでいいので、出展し開発中のゲームをPRして下さい。弊社で、出展作業、ブースデザインなどは支援ができます。
国ごとに政府の支援をうけたブースもあります。日本や韓国、スペインなど、多くの国がその国のブースで、ゲーム開発者をPRしていますので、そちらから出展するのもありだと思います。出展費用も政府が半分持ってくれたりします。但し、少しでも体力があれば、個別の出展が目立ちますし、PR度合いも比較になりません。
パブリッシャは、会場内を面白そうなゲームを求めて巡回してますので、興味をもって来てくれれば、最高のチャンスとなるでしょう。
日本のパビリオンは、夕方にかけて、人だかりが増えていき、「すごいな」と思っていたのですが、関係者の方から「あそこ(日本パビリオン)は、夕方になると日本酒をふるまうので、人が集まってくるんです」と教えられました。でも、おもてなしの感じが、日本らしくて素晴らしいと感じました。
次は、通常のゲーム事業者として参加(訪問)し、パブリッシャのブースで、面談予約をいれることです。会場内には、パブリッシャがあつまるエリアがあります。まるで要塞のようになっており、受付から中を見ることは基本できませんし、ガードマンが入り口をまもっています。ネットで、事前予約をいれておけば、予約の時間に入り口から中へ案内されます。パブリッシャ側は、朝から何十社と面談を続けるので、相当、疲れている場合が多々あります。あるパブリッシャさんは、どこのゲーム開発会社・個人も、面談ブースで「これまでになかったゲームです」といってアピールしてくるものの、そのほとんどは大したものでもないゲームを紹介してくると、愚痴っていました。ただ、うまくいかなくても、連絡先が交換できるので、大きな収穫と考えていいと思います。
そもそもパブリッシャがゲームの成功に必要なのかという議論はあると思います。コンソール上でのゲームであれば、そのコンソールをもつパブリッシャに受け入れてもらうことは必須でしたが、現在は、スマホゲームが主流であり、パブリッシャに頼る必要は昔ほどありません。現在のパブリッシャの役割は、投資家的なものが求められているように感じています。
ローカライズの会社もあちらこちらにありますし、自ら、ローカライズしようと思えば、可能です。もちろん、ローカライズは単純でありませんが。
パブリッシャなしでも、綿密なPR戦略で世界に打って出ることは、より、簡単になってきています。
弊社はドイツGamescomへの出展支援、そして、ゲームのローカライズ、世界でのPRの支援をしております。
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