コロナ問題考察:飛行機にのればコロナ感染? 世界はグローバルからローカルへ、公共からプライベートへ急転向

飛行機にのればコロナ感染? 世界はグローバルからローカルへ、公共からプライベートへ急転向

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事業改善・M&Aコンサルによる-コロナ禍で会社はこう変わる

飛行機にのればコロナ感染? 世界はグローバルからローカルへ急転向

コロナが出始めた2020年初頭、欧州、アジア各国という海外を飛び回っていた。

 

クルーズ船での大規模な感染がみつかり、飛行機はなおさらではと思っていた。

 

2020年の1月、海外のある記事に、飛行機ではコロナはうつらないとあった。PR記事であったと思われる。

 

内容としては、「飛行機の中の空気は50%は新鮮なもの、もう50%は、医療機関でも使っているフィルターで浄化したもので、常に入れ替えているので大丈夫」とあった。

 

 

コロナと飛行機移動の安全性についての記事はあふれている
コロナと飛行機移動の安全性についての記事はあふれている

怪しすぎる記事である。医療機関でさえも、お医者さんや看護師さんでさえも、感染している中で、なぜ、逃げることのできないあの密室が、安全といえたのだろう。

 

2019年末、2020年のほんの初めであれば、わからなくはないが、1月、2月、3月とコロナの存在が世の中に知られた段階で、なんの防備もせずに海外に行く人間は、特に日本人は少なかった。

 

3月頭の段階で、ロンドン、ベルリン、マドリッドへ出張していたのだが、街中でマスクをしている人は皆無。現地の薬局にいっても、マスクはそもそも置いていない。

 

そして、飛行機の中でもマスクをしているのは日本人だった(欧州から日本行き)。欧米人では、ほとんどマスクをしていなかった。もちろん、CAさんたちも無防備だった。今は、マスクしてる人だらけだろう。エミレーツは、CAさんがマスク、フェイスシールド、防護服のようなものを着ていることを広告しているほどだ。

 

どこの国を見ても、海外からの帰国者が押しなべて、感染してるのは、飛行機が怪しすぎる。まず、空気も外にいるのところ比べて、動きがないに等しい。

 

手すり、テーブル、トイレなど、あちらこちらを触ることになる。これらの汚さは、昔から知られている。横の人との間隔も2mどころでない。席をひとつ空けても、すぐ横にいる。さらに、前の人との間隔などないに等しい。つねに、機内を完全消毒するわけでもない。

 

飛行機会社は大きな広告主であり、報道もしにくいが、感染者は飛行機にのってやってきたことは間違いないし、飛行機の中での感染リスクはきわめて高いと思われる。

 

 

いくら広告をうっても、一般人は常識的に考え、飛行機には乗らない。自然に事業は窮地に追いやられる。

 

飛行機での移動を愛してきた筆者も、飛行機会社が苦しんでいるのは心苦しい限りである。アイデアとひらめきで打開策を考えていきたい。

<<飛行機会社が生き残るためのアイデアはこちら>>

世界はグローバルからローカルへ、公共からプライベートへ

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世界はグローバルからローカルへ急転向していく。そしてあらゆるものが公共からプライベートへ転換する。

 

ほぼすべての国で、関所のような機能が設けられている。入国前に、PCR検査を受け、専用の使節に宿泊し、14日間は外出を禁じられる。海外へ行くことで、自国と目的地で14日ずつ、合計30日ほど動けなくなるということが当たり前になる。

 

そうなると、海外志向から、国内志向へと変わらざるを得なくなる。海外旅行はもはやなんの期待もできない。国内旅行産業に目を向ける。グローバルからローカルへの急転向である。

 

そして、公共の交通機関はリスク要因として、できるだけ避ける対象となる。移動手段は個人の車や自転車、歩きというプライベートな手段がメインとなる。長距離も、新幹線の代わりに車で移動する需要が増えているだろう。

今年3月から、プライベートジェットの注文は急増している。

 

今年か来年中には飛行機、新幹線や特急でもコロナ対策を施した個室の概念が取り入れられるような気がしてる。値段はかなり高級になるだろうが、普通のお客さんを失った飛行機会社、鉄道会社はもはや他に手はない。

 

 

これからは、公共交通機関の利用が制限され、世界も自由に行き来ができないばかりか、県境には関所が設けられるのではないかとさえ感じている。飛行機、車も、すばやく、感染源をAからB地点へ運んでしまうので、危険なのである。

 

コロナの免疫があるという通行手形がないと、家から出ることもままならない時代。

この「コロナ通行手形」、いくつかの国では、すでに構想は動いている。

 

冗談ではあるが、県境を越えるのに通行手形が必要な時代になっていく、時代の逆周りが始まるかもしれない。

 

筆者:

ユニークなアイデア、ヒラメキが企業を成長させるをモットーとする事業戦略コンサルタント。海外事業展開、新規事業立ち上げ、新製品開発、M&Aを専門とする。

Fortune 500の外資系の事業展開の顧問、日本企業、ラテンアメリカや東南アジア政府のアドバイザーを勤める。

 

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